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Letter from Kanji Ishizumi to some parents.

2012年04月17日 04:20:00
洪水のように襲って来る大量で、かつスピードの速い英語にどう対処するか。

この問題はxxxxxちゃんだけではなく日本人の留学生が全員遭遇する問題です。

結局は学習スタイルの違いで、日本の学習スタイルは英語を日本語に訳す。それも正
しく訳すということを学習スタイルにしているために、いちいち英語の単語に対し一
つの日本語訳が日本の先生から押し付けられ、一つの構文に対しては文法通りの日本
語訳が日本の先生から押し付けられる、それを少しでもずれると×がつくという日本
の学習スタイルの問題が根底にあります。

しかし、アメリカでは当たり前のことですが、英語を他言語に訳すということは元よ
り前提に入っておらず、英語で書かれていることのその先の意味を理解するというと
ころまで求めてくるのです。例えば、英語の詩を読まされて、「この詩はどういうこ
とを訴えようとしているのか」ということがクラスルームでDiscussionされていきま
す。

だから英語の詩を正しく日本語に訳すということは元より一切行なわれず、その詩の
持つ背景、作者の意図等々がクラスルームではDiscussionされます。

そうすると日本人の留学生は100人中100人がクラスルームのDiscussionには全くつい
ていけません。予習の段階で英語の詩を日本語に訳すということまでしかやっていな
いからです。しかもその日本語に訳すということすら他の科目の予習も大量にあり、
とても追いつかないのです。

最初の間は日本人の留学生は恐らくアメリカ人の10倍ぐらいの時間をかけて予習する
必要が生じて来るのはこのせいです。つまりアメリカ人が10時に寝るところを日本人
の場合は深夜の2時、3時までやらなくては間に合わないという事態が最初の6ヶ月
ぐらいは待っています。これは覚悟しておいて下さい。

特にxxxxxちゃんの場合には、yyyyyでそのような日本の学習スタイルを押し付けられ
ていたために、Boarding Schoolに入ったら最初は大いに悩み苦しみ、焦り、
Struggleすると思います。しかしこれを乗り越えていかなければなりません。日本人
の留学生はほとんど全員がこれを乗り越えて行っています。

乗り越えるためにはどうするか。その秘訣を以下、お教えします。