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CCTV

2012年06月04日 19:22:00
私の住んでいる国Swedenでも、仕事で行くLondonでもNew Yorkでも、世界のあらゆる都市は警察のCCTVが100%道路や地下鉄、鉄道の駅を網羅している。ところが、世界の大都市東京やその他の大阪でもそうだが、警察のCCTVの網羅網は全くと言っていいほどない。業者が設置したCCTVだけである。

例えばLondonではHotelや自宅を出た直後からCCTVで全て監視されている。Busも地下鉄もTaxiの中もである。Privacyがあるのは自分の住まいやHotelの部屋の中だけだ。

ところが日本ではCCTVが全くない。それどころか、Google mapでGoogle ViewをGoogleがやろうとしたところ、「Privacyの侵害だ」という馬鹿げた主張が出たぐらいである。

私がある所でこの主張について「CCTVをもっと増やし、道路という道路をCCTVで監視するべきだ。」と言ったところ、たまたまそこに居た人権派の弁護士から強烈な反対意見が出た。

日本は人権と治安の意義をごっちゃにしているのではないか。人権とはPrivacyであり、Privacyとは自宅の外に存在するものではない。一旦自宅を出たら、そこはPublic Spaceだ。Public Spaceには警察がCCTVを網羅するのは当然のことであり、ここに人権派弁護士が反対を唱えるというのは間違っている。

Google Viewに自宅の表札が映っているとか、洗濯物が映っているとか、で反対を唱えるのも同様に間違っている。洗濯物を外に干すのはそもそもPublic Spaceに自分のPrivacyを晒しているわけだ。

Privacyを言うならば、洗濯物は家の中に干すべきだ。Privacyを言うならば、表札はそもそも出すべきではない。表札などというものは欧米では見たことも聞いたこともない。ましてやFull nameの表札を出すなどというのは欧米では驚天動地のことであり、Securityの観点からあり得ない。

日本人は人権、Privacy、個人情報をあまりにも声高に主張するために、治安、Homeland Security、そして何よりも家族の安全、自分の身の安全が疎かになっている馬鹿な国だ。

Americaの南部、中西部諸州を中心に自警団法が制定されている。自警団法というのは民間人が拳銃を持って自警団を組織し、警察の機能を肩代わりするというものだ。当然怪しい者を射殺する権利が自警団には認められている。合衆国憲法上これが合憲であるとされているのだ。

日本もそれぐらいやらなければ駄目だ。日本では昔隣組という制度があって、「火の用心、火の用心」と言って回っていたが、今後はAmericaに見習って自警団を組織し、警察に肩代わりする自己防衛権を認めるべきであろう。当然武力の使用も認める方向に出ないと駄目だ。

のんき大国日本からAmericaのこういった中西部、南部諸州に留学する学生諸君は注意した方がいい。間違って自警団に怪しい者だと目をつけられて射殺でもされたら大変なことになる。

くれぐれも行動は慎重にし、決して他人の芝生には立ち入らないようにしなければならない。Americaは芝生がOpen spaceになっているが、そもそも芝生というのは個人のPrivate propertyだ。柵がないからといって足を踏み入れたら怪しい者ということで家の中から拳銃をぶっ放される恐れがある。

また陽が落ちてからはウロウロしないことだ。真っ直ぐ歩くこと。ウロウロしていると怪しい者と思われて自警団からいきなりpistolを撃たれる恐れがある。可能ならば常に車で移動することだ。徒歩は非常に、こういう自警団法がある諸州では危険なのだ。こういった州では夜徒歩で歩くのは絶対に止めるべきであろう。

2012年5月21日、渋谷駅で肩が触れたぐらいでサバイバル・ナイフで人を刺した男がいた。犯人は日本人。

私が前から主張している通り(「日本人は世界最悪の人種差別主義者!か?」4/29/2012)、移民開放政策を取れば外人が増え、従って治安が悪くなるというのは人種偏見的主張だ。

日本は元々世界的に見ても治安が悪い国だという認識を持たなければ駄目だ。日本が治安が良いというのは、原発と同じで刷り込まれた安全神話だ。

拳銃が非合法にこれだけ行き渡っている国は世界的に見てもG20では日本だけだ。組織犯罪集団(マフィア)がこれだけ蔓延っているのも日本だけだ。銃刀法があるのに違反してこの男のようにサバイバル・ナイフを持ち歩いている奴は日本人にたくさん居る。それなのに、抜き打ちBody checkなど全くない。取り締まりがないのだ。一体何のための銃刀法か?

日本は世界的に見ても治安の非常に悪い国だ。そのくせ警察力の行使が最も控えられている変な国だ。それは、安全神話が原因だ。