お客様からの声

石角からクライアントの父親へ

2017年04月06日 15:48:00
そうでしょうね。Americaの中学、高校に留学した日本人の学生の、私の知っている限り、50%以上が日本の大学に進学しています。残り20%がDrop out、すなわちまた日本の中学、高校に戻って来ています。Americaの大学に進学するのは従って約3人に一人です。

そこまで早稲田に行きたいと言うなら、とにかく本人が決めることだから早稲田で良いと思います。

ただ私も早稲田の客員教授の補助として早稲田の1、2年生の授業を教壇から眺めたことがありますが、客員教授が

「宇宙はどうして出来たのか知っているか?」
誰も手を挙げず、教室はシーン。

客員教授 「Hawking博士ということを聞いたことがあるか?」
誰も答えず、シーン。なかにはスマホをいじっている者もいる。なかには机に突っ伏して眠っているような者もいる。

客員教授 「Big Bangというのを聞いたことがあるか?」
誰も手を挙げず、シーン。

これが私が目にした早稲田の1年生、2年生の授業風景でした。

実際問題として日本の大学受験があまりにも過酷なので、特に一流の早稲田、慶応や京大、東大に入学した途端に1年生、2年生は腑抜け状態になって全く勉強意欲がないように思えます。 そして、合コン、合コンの連続で1年生は終わります。

そして3年になると今度は就活が始まって勉強どころではないというのが現状です。

しかも日本は体育会系のクラブに所属していると就職が圧倒的に有利なので、先輩後輩の引きがある為に、とにかく体育会系のクラブ活動に熱心になるのが3年生。

そして、3年、4年は就活、就活で授業などほとんど行かない。

日本の企業も大学の成績よりもどちらかと言うとどの大学に入ったかで全て採用を決めるので、大学に入ってまで勉強をする意味もないという感じです。

​特に早稲田、慶応は一流大学なので就職は決まったようなもの。もう学生は遊ぶのみです。むしろ、地方の大学生の方が就職は不利なのでよく勉強しますね。

新潟の長岡の大学で昔教えてましたが、結構学生はよく勉強してましたね。

実際にあるInternetで大成功した人の体験談をこの間Seminarで聞きましたが、その人は○○○○に就職をしたのですが、やはり早稲田のRugby部で活躍していたということが○○○○に入れる一番大きな要因だったようです。

○○○○の就職面接でも「何故○○○○を受けるのか」と聞かれて「仕事が楽で給料がいいからだ」と言ってのけたということをSeminar会場で講師として話していました。

​America企業の面接とは天地の差があります。America企業の就職面接はどこも矢の質問が飛んで来て足が竦む状況が2時間ほど続くというものです。

体育会系クラブの先輩後輩の引きで就職が決まる、それが全てだという日本の現状は、とにかく新卒を採用して企業でもう一度ゼロから教育する、鍛え直す、という姿勢に起因しています。

従って大学は入れば終わり、勉強はする必要もなし、体育会系のクラブに所属して就活をする、これでThe Endです。

いくらAmericaと比べて授業料が安いと言ってもあまりの格差です。

企業に入れば残業100時間は当たり前の過労死地獄が待ち構えていることをよく知っている学生は、人生で今しかないと大学4年間特に最初の1、2年間は遊び呆けるのです。

反面教師として○○○がそういう日本の大学、特に早稲田、慶応の就職が決まったも同じの1年生、2年生の腑抜け状態、合コン狂乱状態を見るのは良いことかも知れません。

問題は反面教師にならずに、朱に交われば赤くなるRiskがあることです。