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IECA 認定書

2012年03月12日
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「4→3→2→1」と「1→2→3→4」

2012年02月14日
日本の子供は贅沢に囲まれて大きくなる。Jewishの家庭では、貧困や苦境に耐えられるよう教育する。

東京の都心の有名私立に通う子供は贅沢に囲まれた極みのような境遇にある。美味いもの、お菓子、好きなだけのBrandものの衣類、携帯、Game、高級車、冷暖房の効いた自分の部屋。親の富や日本の豊かさが永続するなら、今の日本の子供のように贅沢に囲まれて育っても良い。しかし、である。永続するか、である。

これに対しAmericaのEliteが通うBoarding Schoolは、子供を都会の贅沢と親の豊かさ・富から遠ざけるのが教育目的の一つだから、必ず山奥や田舎に位置している。子供に渡される小遣いも学校の決める上限以内で親が学校に預ける。24時間寮生活をするから、学校の中のみの生活であり、贅沢なことは出来ない。学校の売店で売っているものぐらいしか手に入らない。東京の有名私立に通う子供なら自分の部屋があるのが当たり前だが、AmericaのBoarding Schoolの寮生活では3人部屋が普通だ。しかも蚕棚のBed。机も椅子も小さくて固い。風呂などなくShowerのみ。

AmericaのBoarding SchoolのもととなったEnglandのPublic School(全寮制私立校)のEtonとかRugby、Harrow校では、昔は貴族の子供が入る学校なのに、食事はわざと貧しく、2品一皿で主食は芋しか出なかったうえに、冬でも暖房をわざと入れさせなかった。

さて、Jewishでも人生は良い時ばかりではなく苦境の方が多いという見地から教育し、また、その格言、小話が多い。

Jewishの教育は母親の家庭教育が中心だ。学校教育は補助的と考える。

さて、10ヶの飴玉を子供に与える時Jewishの母親はこうする。

「最初の日に4ヶ、次の日に3ヶ、また次の日に2ヶ、最後の日に1ヶ、をあげるか、逆に最初に日は1ヶ、次の日は2ヶ、また次の日に3ヶ、最後の日に4ヶか:どちらが良いの?」

こう子供に聞くと、子供だから必ず早く沢山欲しいので、最初の日つまり今日4ヶくれと言う。ところが子供は、次の日に3ヶしかくれないと不満になり、日を追うごとに不満が高まり、最後の日は1ヶしかくれないので不満が爆発する。

そこでJewishの母親は、今度は最初の日に1ヶ与えて、増やしていくあげ方をとる。と、どうだろう、子供は翌日には飴が1ヶ増えるという楽しみで期待に胸を膨らましていくようになる。

そしてJewishの母親は子供にいよいよ大切な教えを言うのである。「最初にいいことが沢山あるのと、あとにあるのとどちらが良いのか」と聞くのである。こうして、Jewishでは、人生は不幸なこと、辛いこと、耐えることから始まる方が良いことを教える。

東京の都心の有名私立に通う小学生のように最初から何でも十分にあると、それが自分の努力ではなく親の財力や東京という世界一豊かな町が与えたものなのに当たり前のように受け取ってしまい、その後の人生で少しでも欠乏することがあると不満が爆発する。耐久力がない子に育つ。

AmericaのBoarding SchoolやEnglandのPublic Schoolは、このJewishの母親にならっているのである。

日本でも昔は「可愛い子には旅をさせよ」とか「可愛い子には薄着させよ」とか「獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす」という格言があった。ただJewishの格言のように具体的ではないので、言っていることは同じでもどうすれば良いのかが伝わってこない。

Jewishでは、人間というものをHebrew Bibleがしっかりと、その本質をつかまえるように教えている。本質を摑まえるには、物事を違った角度から逆に見る訓練がいる。もともとHebrewという語源は、「別の角度から見る人」という意味である。Jewishでは、不幸も幸福も、不幸感と幸福感とは、別のものだと教える。同じ幸福も別の角度から見ると不幸感にとらわれるし、逆に同じ不幸も別の角度から見ると幸福感で満たされるものになる。

Jewishの小話を一つ。

ある村に「自分の家が狭いうえに子供が4人もいておまけに女房が太っているので自分は立って寝なければいけない。こんな狭い家に住む自分ほどこの世で不幸な人間はいない。」と不満をぶちまけている男がいた。これを聞いたHebrewの王がこう命令した。

「お前のその狭い家の中で鶏を10匹飼いなさい。」

この王の命令に嫌々従った男は

「女房と子供だけでも足の踏み場もないのに、鶏10匹じゃ、私は糞に埋まって寝よというのですか。前よりも不幸になった。」

これを聞いたHebrewの王が

「それじゃあ、鶏10匹に加えて、羊を10匹家の中で飼いなさい」と命じた。

男は王の命令だから従ったが、国中の人間に向かって自分は王の命令のお陰で国中で一番不幸な目に遭っていると言い回った。

しばらくして、やっと王は
「鶏10匹と羊10匹は家の外で飼っても良い。」と命令を変えられた。次の日、男は王の所に感謝の品々を持って来て、こう言った。

「私は大変幸せな男です。今や私の家には家内と子供4人。広々と暮らせるようになりました。」

世界経済は1970年からこの40年間限りない成長を遂げた。しかし、2012年の人々と1970年代の人々の幸福感はどちらが上だろうか。成長で得た「もの」を失って1970年代の人々の生活Levelに戻っただけなのかも知れないのに、不幸感で満ちているのではないか、不幸と不幸感は別物である、とJewishの格言は教えているのであろう。

幼い時に英語圏に行くと変な日本人にならないか?

2012年02月14日
小さい時からAmericaにやって変な日本人にならないか、という心配はもっとも。しかし、ずっと日本の学校に行って日本の大学を出ても変な日本人はいっぱい居る。

電車の中でやおら鏡とMascaraを取り出して化粧を始める日本の女の子は「変な日本人」ではないのだろうか? 酔っ払って電車のPlatformにゲロをしているSalarymanは「変な日本人」ではないと言うのかな? よく立ち小便をする日本人を東京では見かけるが、あれは「日本人的な日本人」として世界に誇れる姿なのか、世界の誰が見ても「変な日本人」ではないと言うのかな? ParisのLouis Vuittonの店に行列を作っているのはまだしも、小便座り(いわゆる中腰)をしている日本の女の子が多くいて、Frenchや他の国の観光客から目を背けられているのも、「変な日本人」ではない、あれが普通の日本人の誇るべき姿だと言うのだろうか?

一方、New Yorkは変なAmerica人がいっぱい居る。Roller Skateで通勤する奴とか、地下鉄で物乞いする奴とか、本当に変な奴だらけだ。しかし、老人が来たら100%席を立っている。立ち小便は見たことない。酔っ払ってゲロをする奴も見たことない。地べたに腰を下ろす女の子は多いが、小便座りは見たことない。

我々は「変な日本人」が二つ居ることに気付かないといけない。一方は、日本では普通だが世界中から見て「変」、他方は、日本では「変」だが、日本外では「普通」というもの。

怖いのは、世界から見て「変」という時に、その評価が大抵は「二度とこいつとは」という最低の評価になることだ。電車の中で化粧する女性や小便座りする女性は世界中からは売春婦と見られる。酔っ払ってゲロを吐く人間は欧米の会社では絶対に昇給も昇進もない。

酒をControlできない人間は無能力者と見られる。立ち小便に至っては逮捕される犯罪者だ。

日本に大学まで居ると「日本の常識」=「世界の非常識」に気付かないでそのまま日本の組織のTopに登り、その人の「日本の常識」の言動に世界中が腰を抜かすHappeningが起こり兼ねない。そうなると国益を害するということだ。

日本のあるTopが航空機Hijackerの要求を呑んで刑務所に入っているTerroristを解放した時に「人命は地球より重い」と発言し世界中が腰を抜かした。世界の常識は「地球は人命より重い」であるからだ。だってそうでしょう。地球あっての人類でしょう。若し言うとするならば「多数の乗客の命はTerrorist数人に代えられない。」と言うべきだった。しかし、それさえも世界の非常識。だってそうでしょう。せっかく捕まえた数名のTerroristを世に放てば、そいつらが次に何百人何千人の一般人を殺害するかも分からない。

昔ある日本のTopが「Iraqで自衛隊員が10人も殺害されたら内閣がぶっ潰れる」と発言し、世界中が腰を抜かした。だってそうでしょう。9.11以降の世界の常識は「世界の対Terrorist対策実行にはある程度の海外派遣隊の犠牲は已む得ない」の中、自分の内閣の命運がTerrorist対策より重要というのではどうしようもない。Topの発言なら「我が内閣の命運をかけてもTerroristには敢然と立ち向かう」でしょう。

AmericaのBoarding Schoolに留学して、このような「変な」ことは身につかないだろう。これは、請け負っても良い。

一方、中学からAmericaのBoarding Schoolに行くと、どんな「変な日本人」になるかというと、英語で喧嘩の出来る日本人、人前や舞台で全く物怖じしない日本人、150人ぐらいのAmerica人の前で英語で挨拶出来る日本人、質問をよくする日本人、主張の強い日本人、創造性独立性の強い日本人、人真似の嫌いな日本人、世界の非常識たる日本の常識が身についていない日本人という「変な日本人」になる。

さあ、どっちを選ぶかだ。

以 上

人類史上初めてBoarding Schoolに入学した人物・・・それはJacob

2011年12月08日
石角完爾が読み解く“おもろい”Hebrew Bible


今週のParashasはParashas Vayetze。 (Bereishis/Genesis第28章)

IsaacとRebeccaの子Jacob(その後改姓してIsraelと言う。)は人類史上最初にBoarding Schoolに入った男である。Parasahs VayetzeのBereshis第28章第10節によると、Jacobは非常に若い時に両親の元を離れたと書かれている。

Jacobが何歳ぐらいの時に親元を離れたかはHebrew Bibleでは書かれていない。しかしJacobは親元を離れて14年間ShemとEberという学園でTorahの勉強をしている。

そしてそのままHaranの地に行き、Labanという全く他人の家に入り20年間の修業をするのであるから、TotalでJacobは34年間親元を離れて勉強したのである。

ShemというのはNoahの大洪水の時の人間であるし、EberというのはBabelの塔の時の人間である。

かくしてJacobは早くから両親の元を離れTorahの勉強を全く他人の家で合計63年間も、いわばBoarding School全寮制の学校に入ってTorahの勉強を重ねたのである。

そして、Haranの地に向かう時に、例の有名な梯子が天井から下りて来て天使がそこを上り下りしている夢を見るのである。

かくしてJacobは神の祝福を受けるのである。それはそれ以前のTorahの勉強の賜物である。しかも両親の元を離れ数十年間勉強した賜物である。

従って親元を早く離れBoarding Schoolに入りTorahの勉学にいそしんだJacobという男に神は祝福を与えた。

このことは何を意味するか?

それは出来るだけ幼い時から親元を離れ、他人の家あるいは全寮制の学校などに入り勉学にいそしむことが神の祝福を受ける前提であるということを意味している。

よく日本の親達は大学を卒業しても子供を手元に置きたがる。かくして育てられた子供は甘え、ひ弱、すぐぶっ千切れる。そして中高年になると自殺という非常にひ弱い存在に育っていく。

私は教育Consultantとして小学生、中学生の海外のBoarding Schoolへの留学の相談を受けることが多いが、多くの場合、日本の親達は「少なくとも高校生ぐらいまでは親元に置いて教育をしたい」と言う。

そしてその結果が今の日本の大人達のような情けない日本人を生んでいるのである。

そういえば江戸時代あるいは明治の頃までは「幼い子には旅をさせろ」という言い伝え、格言や、あるいは「獅子は千尋の谷に我が子を突き落とす」という格言もあり、または「丁稚奉公」ということも行われていた。そういう経験を経て図太い大人に育っていったのが昔の日本人である。あるいはこのHebrew BibleのJacobである。

神の祝福を受けたければ幼くして親元を離れる。これが条件である。但し、2~3歳から親元を離れるまでの間は母親がしっかりとJewishの基本精神及び道徳律をTorahに従って教え込むことは当然であるとされている。

幼くしてBoarding Schoolに入ったJacobは何とReuben、Simeon、Levi、Judah、Dan、Naphtali、Gad、Asher、Issachar、Zebulun、Joseph、Benjaminという12人の男の子をもうける。そして娘を一人もうけるのである。その娘がDinahと言うが、ここでは12人の男の子のことについて話しておこう。

12人の男の子はLeahという妻との間に生まれたDinahという女の子の他に、Reuben、Simeon、Levi、Judah、Issachar、Zebulunという男の子がおり、Rachelという妻から生まれた子供が JosephとBenjaminである。その他に婚外子としてDan、Naphtali、Gad、Asherという4人の男の子をもうけている。

そして、Leviという男の子は神殿の神事を務める人間となり、またJosephは後にEgyptの執政官となりと、それぞれ大変出世したが、それ以外の12人の男の子はIsraelの12部族の長となったのである。

彼らはReuben、Simeon、Issachar、Zebulun、Judah、Dan、Naphtali、Gad、Asher、そしてBenjaminである。そして12氏族の残りの2氏族はJosephの二人の息子Manasseh及びEphraimである。

一説によれば、この12氏族のうち一つの氏族が今のIraqから東に逃れて行き日本にも渡ったと言われている。

私が改宗した動機は私自身が認識しているものを除き、私自身の認識下にあるのは恐らくこの12氏族のうちの1氏族の血が流れているからであろう。

EducationとJudaism

2011年09月16日
EducationはJewishにとり最も重要な義務である。

誰が誰をEducateするのか。

基本的には父がその子供達をEducateする。

何をEducateするのか。Jewish Conceptである。

このことは父親の重要な義務であるとされ、朝に夜に昼に、家に居ても外に居ても子供を教育する義務があるとされている。(Deuteronomy第6章第7節)

またProverbsでは「子供達よ、よく聞け。父の教えを守れ。父から教えてもらったことをしっかり頭に刻み込め。そしてWisdomを、そして物事をしっかり見る目を付けよ。」(物事をしっかり見る目を英語では「Insight」と言う。)(Proverbs第4章第1節から5節)

この父が子供に教えるということが義務化されたのは紀元前1世紀頃Sanhedrinの長官であったSimeon ben Shetahの努力によるとされている。彼が基本的には父の子供に対する教育を一般化させるために小学校の開設を提唱し実際にそれを行った。そしてこの小学校のSystemはJerusalemから全国へと広がっていった。(ちなみに、日本での小学校の義務化は明治になってから)

父による教育は、父が居ない場合には子供に為されない。特にJewish Conceptの教育が重要とされるが、父が居ない子供のためにはやはり小学校が必要とされたのである。これが Joshue ben Gamala紀元一世紀頃のJudaismの高僧の考えであり、これが小学校教育を更に強化することとなった。父が家庭で子供を教える他に小学校に子供を連れて来るように指示したのである。そして、このJoshue ben Gamalaは更に小学校教育を強化するためにJewishの各村、各都市に少なくとも一つの小学校を作り、6歳からの入学を要請した。(Bava Bathra 21-a)

またTalmudに於いても教育の重要性は至るところに謳われている。

例えば、Psalm 105:15では「子供の小学校教育に於いてこそ未来の希望が与えられる。小学校教育のない村は滅びるであろう。Jerusalemが崩壊させられたのも教育が崩壊したからである。」

しかもBereshith Rabbah 65:15によれば、Jewishを攻めようとする者が居ても子供達に対する小学校教育がある限りそれは無駄に終わるであろう、とまで言われている。

そして教師の資格としては何よりも忍耐、Patienceが重要であるとされる。「忍耐のない教師、すぐにいらいらする教師は教師たり得ない。辞めるべきである。」と書かれている。この基準からすれば、日本の教師の一部は「辞めるべきである」ということになる。.

(Avoth第2章第6節)教師が子供を馬鹿にしたりぞんざいに扱ったりする対応が最もいけないとされ、父親以上に教師の方が重要な役割を担うとされている。この基準から言えば、日本の教師は怒鳴ったり子供を馬鹿にしたりとひどい状況がないわけではない。やはり「辞めるべきである」ということになる。

実際Shevuoth 5-aによれば、このようにも書かれているぐらいである。

「もし小学校教育を受けていない者を見つけるということはJewishの村に於いて可能であろうか。そう可能だ。もしその子が誰かに誘拐されてJewishでない家庭で育てられたら。」

言うまでもなく、このJewishの教育とは日本のような受験技術教育ではない。受験技術教育は人格教育ではないからである。受験技術教育は道徳教育ではないからである。受験技術教育は人生に於いて最も重要とされる哲学、宗教、一般教養を教える教育ではないからである。

日本人は小学生から受験技術教育をやっている。ひどい親は幼稚園生から受験技術教育をやっている。Talmudにあるように、このような国は滅びるのである。

もう一度言う。Jewishに於ける教育とはJudaismの教育である。それはJewish Conceptの教育。つまり4000年の歴史を持つJewishの歴史、JewishのWisdom、JewishのConcept、Jewishの道徳律の教育である。この考え方が西洋に於けるLiberal Arts教育に繋がっていったのである。

日本にはLiberal Arts教育は存在しない。受験技術教育だけである。そして暗記教育だけである。このような教育はJewishでは教育とは言わない。

Judaismにとって、そしてJewishにとってHebrew Bible及びその後のRabbi達の研究成果を勉強することは最も重要な日常生活の一部をなしているので、Judaismの学校は土日も休むことなく開かれ、しかも夜も遅くまで開いているのを旨としている。

Classroomは25人制とし、25人を超えるような生徒数になる場合には必ず補助の先生を付けることを旨としている。

教室の机の並べ方は円形を旨とし、日本の小学校や中学で見られるように生徒が一方向を向いて黒板に向かっているというような並び方はしない。

Judaismの教育の目的は、12世紀のSefer Hasidimによると、宗教及び倫理の教育を主目的とすると書かれている。そして次のように言う。

「子供は両親のCopyである。もし両親がDishonestすなわち正直でないならば子供もそうなる。Moses五書の勉強を子供がしたとしても、親が子供に過大な小遣いを与えたり金を与えたりすると、その勉強の成果が邪魔されることになり兼ねない。子供に与える金は出来るだけ少なくするべきである。もし子供があることの勉強に興味を示すならば、そのことを集中して教えるべきである。例えば、ある子供がHebrew Bibleの勉強に興味を示すならば、他の科目であるTalmudのことを教えるべきではない。無理矢理教えてはいけない。もし子供が勉強に躓いている場合には他の子供が居る前でその子供に色々と手助けをしたりしてはいけない。教師は他の子供が帰った後にその子供に特別の補講をするべきである。そうしないとその子供は他の子供に馬鹿にされることになる。」

と書いている。日本の教師は他の生徒の前で出来ない子供をどう扱っているか、想像に難くない。

「鈍重な子供が居てもあまり無理矢理教えてはいけない。他の子供と同じように進歩がなくても、そういう子供も少しずつ進歩をする。そういう子供にはお菓子を与えるなどして勉強に興味を持たせるようにするべきである。」
宗教教育と倫理教育にはいくら金をかけても構わない。それはそのような教育をすることが両親の、そしてJewish社会の一番重要な努めであるからである、とHebrew ScholarのRabbi Israel Al-Nakawaはその本「Menorath Hammaor」で述べている。

Talmud、Megillah 28-bによると、Judaismの考え方についてこれを毎日教えられる者は将来の安寧が保証されると教えられている。そして同じくTalmudのBera’hothの終わりでは、預言者Isaiahが次のように言っているとRabbi ElazarがRabbi Haninaの言葉を引用している。

「全ての子供が神について勉強する時その子供達には平和が訪れる。このことは 今の子供達だけに当てはまるものではない。全ての将来の子供達に当てはまる。平和というものは町の中にあり、そして安寧は人々の住居の中にある。その為には子供の子供、またその子供に十分な教育を施さなくてはならない。」

教育の重要性については12世紀のRabbi Judah ibn Tibbonは次のように自分の息子に語りかけている。

「息子よ、常に書籍を自分の友とせよ。そして自分の書棚こそをお前の財産とせよ。最も重要なものは金貨ではない。書籍である。そして、その書棚の書籍を時には新しい書物で埋めていかなくてはならない。そして書棚は常に順序良く本を並べておかなくてはならない。必要な本がすぐに取り出せるように。そして本を人に貸し与えることを躊躇してはならない。お前の教師を尊敬せよ。」

Jewishの父親というものは自分の生活を切り詰めてもその子供達に十分な教育を施そうとするものである。そして女の子には将来妻となり母となる教育を十分施さなくてはならない。そして特に女の子だからといって倫理、道徳を教えることを怠ってはならない、と言われている。(Talmud、Kethubboth 68-a)

12世紀のJoseph ibn Akninは教師が教える科目について十分な知識と経験を得るように、教師こそ研鑽に努めなくてはならないと述べている。そして生徒を教師はその人生の中心に置かなくてはならないと言っている。(果たして日本にそのような教師がいるのか疑わしい。・・・・Ishizumi Kanjiの思い)

そして、更にこのように続く。教師は全ての生徒をあたかも自分の子供のように思わなくてはならない。教師の何よりも重要なことは道徳律、宗教、哲学といった基本的な倫理で生徒を導くことである。教師は特に忍耐を持たなくてはならない。忍耐のない教師は失格である。

日本の教師達はこの12世紀のJewishの言葉を知るべきであった。日本の一部の教師達は忍耐を持っていないとIshizumi Kanjiは見る。日本の一部の教師達は子供をあたかも自分の子供のように扱っていないとIshizumi Kanjiは見る。

以上

GEOS認定書

2011年08月08日
GEOS認定書

勉強が出来過ぎてイジメに合う不思議

2011年06月28日
ユダヤ人石角完爾は教育コンサルタントとしての別の顔も持ちます。

さて最近大変いつになく嬉しい出来事がありましたのでご報告致します。

今までにJapan Timesから「アメリカのスーパーエリート教育」(初版2000年5月出版 1万部、全面改訂版2010年12月出版)及びPHP出版から「真のエリートをはぐくむ教育力」や朝日新聞出版社から「天才頭脳のつくり方」という本を出版し、またこれらは韓国や中国でも出版され、教育コンサルタントとして活動を、アメリカの認定教育コンサルタントとして続けております。See my website at www.olive-education.com/school/

それは日本のある学校でイジメに遭っていたA君の話。

このA君は知能指数が非常に高く160になんなんとする天才児です。アメリカなら飛び級に飛び級を重ねて4学年ぐらいは他の生徒よりも先に進んでいるところです。現実にアメリカには13歳でスタンフォード大学に入学した女の子もいます。またこの子と同じレベルの知能を持った子のための天才児大学や天才児学校もあります。

ところがこの子は日本の学校で出来過ぎるという理由で、というよりも妬みかも知れませんが、イジメに遭っていました。

日本は出来過ぎなくてもイジメに遭うし、出来過ぎてもイジメに遭う不思議の国です。

私の国ユダヤやアメリカでは出来ない子は皆が助け、出来過ぎる子は飛び級をどんどんして、14歳で大学に入り博士課程に進学したりします。

 そんなこともあり、この子をある国のスーパーエリート学校に日本からお連れしたら、素晴らしい成熟した子という高い評価を受け、面接のその日の夜スウェーデンの私の携帯に校長先生から国際電話があり即日入学が認められました。遠い国への親子3人の旅は大変だったと思いますが、その甲斐があったというものです。

この子はいずれ近い将来Harvard、Yale、Columbia、Stanford、Oxford、Cambridge、 北京大、清華大などの世界のトップレベルの大学に行くことは間違いないと確信しています。その日が楽しみです。

私は飛びきり優秀な子が一人でも多く日本から脱出して海外での英才児教育を受け世界のトップレベルの大学に進学してくれることを願っています。



 その子は、私との面接の時でも、私が両親と話している間に難しい科学の本や事典に目を落として読んでいました。こういう子は日本では

「休憩時間はみな外で遊ぶと決まっているんだ、何をしているんだ。」

と先生からも叱られる有り様です。アメリカ やユダヤでは考えられない日本の先生の対応です。何故ここまで画一を日本の先生は求めるのか? 

 この先生の言葉からイジメが始まったのです。ハッキリ言って、日本のイジメは先生の言葉や態度から他の生徒が「先生が嫌っている子供」と察してイジメが始まることが多いのでは。アメリカでは、このような先生は父兄からすぐに訴えられ莫大な民事賠償訴訟の被告になるでしょう。
 こういう子供は日本では潰され、足を引っ張られ、非常に惨めです。一人でも多くのこういう天才児が日本から脱出することを手助けしたいと思っています。

 天才児は人と違うから天才なのです。他の生徒が先生とよってたかって潰す日本では、全く他と違った生徒だったチャールズ・ダーウィンとかアインシュタインは生まれなかったでしょう。


学問をしたいならば、日本を飛び出して世界の大学のBA(大学院ではtoo late)を目指すべきでしょう。これが教育コンサルタントとしての長い経験を持つ石角完爾の多くの子供達を見てきた目から見ての結論です。

 ユダヤでは人と違うことを民族の誇りとしているし、また個人個人も他のユダヤ人と違うことを誇りとし奨励する。我々ユダヤ人は、日本人は対極に位置する。人と同じことを誇りにし、画一的なことを民族の誇りにし、人と違うものを潰していく日本社会と全く逆のユダヤ社会をユダヤ人として見ていると非常に興味深い。


また私は教育コンサルタントとして別のイジメのケースもコンサルトしました。別のある子供が楽器を習っていたが、その楽器が女性がやることが多い楽器であったので、先生から

「何でそんな女がやるような楽器を習っているんだ。」

とホームルームで言われたことから、生徒が一斉にその子をイジメだしたのです。


ところでその楽器というのはユダヤが起源で、古代ユダヤでは男が奏でることが多かった楽器であるから、なおさら日本社会というかこの子供のイジメられ方が私の注意を引いた。

以上

アメリカWheaton Collegeによる米国Ivy League進学指導特訓コースについて

2011年02月01日
 今年の夏7月18日から8月5日まで、ボストン近郊にあるアメリカの有名なLiberal Arts Collegeでの高校生向けアメリカ大学Ivy League進学指導及び英語特訓キャンプが開かれます。

このアメリカIvy League大学進学指導英語特訓キャンプは私がWheaton Collegeに数年前から相談し、この度Wheaton Collegeの主導により開催される運びとなったものです。

Wheaton Collegeの寮にアジアから100名近い高校生を3週間宿泊させ、ボストン周辺のIvy League(Harvard, Yale, Princeton, Brownなど)のAdmission Officer(入学審査担当室)を直接訪問し、それら大学の入学審査担当者から望ましい生徒像、望ましい合格者の審査基準などについて他では聞けないことを直接指導していただき、また願書、エッセーの書き方等々の指導をWheaton College 担当者からもレクチャーを受けるものです。当然希望進学大学のレベルに合わせた英語の特訓も併せて行います。詳細は添付の通りです。

https://wcweb.wheatonma.edu/upload2/docs/w00125654/esl_2011.pdf

当然私の作った台湾のスーパーエリート・ボーディング・スクールからも多くの参加生徒が予定されています。

希望者は下記までe-mailを下さい。

school@chiyodakokusai.co.jp
info@olive-education.com

<NPOボーディング・スクール父母らの会>
The Foundation for Promotion of Liberal Art & Boarding Education
代表 石角 完爾(千代田国際経営法律事務所 代表弁護士・弁理士)
TEL: 03-3231-8888
FAX: 03-3231-8881

台湾のスーパーエリート ボーディング・スクール進学率報告

2011年01月27日
5年前に私が作りました台湾のスーパーエリート教育のボーディング・スクールの2010年のアメリカ大学進学率をご報告致します。当校の卒業生は下記の大学に合格致しました。またTOEFLで満点200点のところ199点を出した子供まで現れました。



Boston University
California State University - Long Beach
Carson - Newman College
Central Washington University
Colorado State University
Creighton University
Curry College
Iowa State University
Johnson & Wales Universtiy
Marist College
Michigan State University
New York University
Northeastern University
Pace University
Pacific Lutheran University
Saint Louis Universtiy
San Jose State University
Savannah College of Art & Design
Seattle University
Simon Fraser University
SUNY - Binghamton
SUNY - New Paltz
SUNY - Plattsburgh
Stonehill College
University of the Art - London
University of Arizona
Universtiy of British Columbia
University of Calgary
University of California - Davis
University of California - Irvine
University of California - Merced
University of California - Riverside
University of California - Santa Barbara
University of California - San diego
University of Colorado - Boulder
University of Iowa
University of Lethbridge
University of Massachusetts - Boston
University of Oregon
University of Rhode Island
University of San Diego
University of San Francisco
University of Washington
University of West Virginia
Upper Iowa University
Webster University
Western New England College

<NPOボーディング・スクール父母らの会>
The Foundation for Promotion of Liberal Art & Boarding Education
代表 石角 完爾(千代田国際経営法律事務所 代表弁護士・弁理士)

TEL: 03-3231-8888
FAX: 03-3231-8881
school@chiyodakokusai.co.jp
info@olive-education.com


TOPPOINTに紹介されています

2010年11月26日
私が2000年にJapan Times社から出版した「アメリカのスーパーエリート教育~ 独創力とリーダーシップを育てる全寮制学校 ~」の改訂版を本年10月5日にJapan Times社から出版しましたが、それが<Longseller Collection>として書評誌「TOPPOINT」12月号に紹介されています。

2000年に出版した「アメリカのスーパーエリート教育~ 独創力とリーダーシップを育てる全寮制学校 ~」は1万部を超えるこの種の本としては大ベストセラーになりました。そこで10年の歳月を経てさらに詳細かつ綿密な私の足と目と手による現地の200校の学校調査を行い、これらの新しい学校情報も加えさらに充実させた内容として全面改訂版が発行されました。その全面改訂版が「TOPPOINT」に<Longseller Collection>として紹介されていますので、是非「TOPPOINT」のご購入及び私の全面改訂版「改訂版 アメリカのスーパーエリート教育~ 独創力とリーダーシップを育てる全寮制学校~」(2010年10月5日Japan Times社発行)をお読み下さい。

教育関係者、教育に関心を持っておられるご両親の方、学校関係者に広く読まれるべき本であると自負しております。日本の教育とアメリカの教育、そしてイギリスのエリート教育との違いがこの本1冊で十分お分かりになっていただけると思います。

以上

弁護士、弁理士、米国認定教育コンサルタント  石角 完爾

世界で最初に義務教育を始めた国を知っていますか?

2010年11月26日
 このように聞くと、世界史を勉強したことのある人は、プロシア(プロイセン)のフレデリック王だと言うでしょう。確かにそれが正解です。1717年プロシアのフレデリック王は全国民に対して命令を発布し、プロシアの全ての子供は義務教育に服さなくてはならないとしました。ところがその当時のドイツ国民はこれに猛反対をしたのです。それを横で見ていたフランスも義務教育を導入する気配はその後100年以上ありませんでした。さてイギリスとアメリカが義務教育を始めたのは19世紀の末になってからです。

しかしフレデリック王が義務教育を発布したよりもさらに2989年よりも前に義務教育を制度化した民族がいたのです。それが正にユダヤ民族です。

ユダヤ民族はモーゼに率いられてエジプトから脱出した時に、モーゼが「ユダヤの子供たちには全て全員に文字を教えなくてはならない。全員が文字を読めるようにしなければならない。」と命じたのです。

このようにユダヤ人達は人類の歴史で初めて義務教育を導入した民族であると言われています。

フレデリック王よりもさらに遡ること17世紀前、エルサレムがローマに陥落する直前ユダヤの高僧であったジョシュア・ベン・ガムラはユダヤ人達が納める市民税によって支えられ維持されるべき学校制度を建議し、これが実施されました。ユダヤの法典であるタルムードによれば、ユダヤ人の村々でもし義務教育を担当する先生が存在しない村があれば、それはユダヤ人の村とは認めるべきではないとまで言い切ったのです。

このような歴史があったからこそ、中世ヨーロッパの暗黒時代すなわち庶民が全く教育を受けられなかった時代にあってもユダヤ人達は高い学問水準を維持できた訳です。

さらに特筆すべきはユダヤの教育方法ですが、これは世界のどの教育方法とも全く違った特異なものであったのです。

それはユダヤの法典であるタルムード及びミシュナがCritical Thinkingを極めて重視していたことから由来しています。Critical Thinking、すなわち独自の批判的な考え方を各自が持たなければならないとする教育です。


その教育を具体的に行なう方法として、生徒2人が1組になって声を出して議論しあうというダイヤログ方式の教育方法が古代からユダヤ民族では採用されました。これをヘブルタ式教育と言います。ヘブルタ式教育に於いては、良い生徒、すなわち成績の良い生徒とは先生を困らせるほどの質問をする生徒である、そしてその生徒の質問によって先生がより賢くなっていくような質問をする生徒であると言われています。すなわち質問こそ教育の母であるという考え方です。

ところが皮肉なことに、ユダヤ人達が閉じ込められていたゲットーから解放されることと相反して、このユダヤの批判的探究心、批判的思考方法を教育目的とする教育が薄れてしまい、言われたことを丸暗記する非ユダヤの教育の影響を受けるようになって来ました。

これではいけないと21世紀になり、ユダヤ人達はむしろその子供をその国の義務教育の公立学校から引き揚げ、自分達のコミュニティーで作ったユダヤ人学校に入れさせようとする動きが活発になっています。すなわち、その国々の公立教育、公的教育を拒否し、自分達のコミュニティーでユダヤ人の古来からのヘブルタ式教育を受けさせようとする動きです。いわゆる自主的登校拒否をユダヤ人達が始めたのです。

この考え方の背景には、子供は知識を積み込むデータ・プロセッサーではない。この世の中は特にこの複雑及びスピード化した現代にあっては、知識や技能よりももっと重要なものがある。知識や技能を教えるような教育は駄目だというユダヤ人達の親の考え方に基づいているのです。

それではユダヤ人の親達はどういうものがこの世の中、特にこの現代では重要だと考えているのでしょうか? それは、人生に於ける精神的及び倫理的なベースを子供達に教える方がよほど重要であると考えているのです。特にユダヤ人の伝統に根ざした倫理観、そして精神性を教えることがよほど重要である。そう考えるユダヤ人の親達は通常の普通科の学校から子供を引き揚げ、自主的当校拒否をさせ自分達のコミュニティーで作った学校に行かせるようになりました。

ユダヤ人の親達はこの混迷した現代社会にあっては、ユダヤのIdentityを植え付ける教育を子供にすることの方がよほど将来の子供の幸せに繋がると考え始めたのです。自分達のIdentityをしっかりと持った子供の方が自分に対し自信を持ち、自分とは何かということをより深く考えるようになり、その後大学や大学院に進んだ場合に非常にしっかりした学問的成績を挙げることができるとユダヤの親達は自信を持っているのです。

 人と違うようになること、人と違う自分を見い出すこと、その為にはユダヤの伝統的な倫理観と精神性を子供の時から植え付ける必要がある。これがユダヤの親達の考え方です。しっかりとした伝統に根ざした批判的思考能力を身につけること、これがユダヤ教育のエッセンスです。実際こうしたユダヤ教育を受けた子供達は大学、大学院と進むにつれて非常に優秀な成績を修めていることが実証されています。これは何故かと言いますと、自己及び自尊心を確立し、人と違った自信をそれぞれのユダヤ人達が持つからだと言われています。

歴史を遡りますと、こうしたユダヤの独特の教育があったからこそユダヤ人はユダヤ人たり得てきた訳です。ユダヤ的精神性、ユダヤ的道徳、これを世代から世代に受け継がなければユダヤ人はとっくの昔にこの世から消えていたことでしょう。

以上

Uppingham School

2010年10月29日
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筆者は2010年10月11日、ロンドン郊外にあるUppingham Schoolを訪問した。ロンドンのターミナル駅の一つであるセント・パンクラス(St. Pancras)から列車で約1時間のところにあるKetteringという地方駅に降り立つ。全くの田舎町である。中世の佇まいを残す町の外には田園風景が広がるのみである。そこからタクシーに乗り約20分、30ポンドの道のりである。セント・パンクラスからKetteringまでは往復で70ポンドである。

このUppingham Schoolは中国にある、ある大銀行の頭取から紹介された。理由はその銀行の頭取がUppingham School出身であるからである。頭取は齢60歳ぐらいであろうか。中国に何十店舗という支店を展開する大銀行の頭取である。

筆者は2010年10月11日、Uppingham Schoolを訪問した。Uppingham Schoolは全英でも極めて稀な全寮制ボーディング・スクールである。全寮制とここで言うのはDay Studentが居ないという意味である。イギリスでもアメリカでもそうであるが、ほとんどのボーディング・スクールはDay Student、すなわち通学生をある一定のパーセンテージ、多いところでは50%以上を抱えている。また、イギリスでは5 days boardingと言って、土日は両親の元に子供達が帰るというボーディング・スクールもある。ところが、このUppingham Schoolは土日も子供達が家庭に帰ることはない。Uppingham Schoolの95%以上はイギリス人、すなわちイングランドから来ている子供達であるが、そのイギリスから来ている子供達も土日に家庭に帰ることはない。そういう意味でイギリスでもこのような完全な全寮制ボーディング・スクールは非常に数が少ないので全英から生徒が押しかけて来ている。だからこのUppinghamに入学するのは非常にCompetitiveである。

このUppingham Schoolに最初に留学して来たアジア人がたまたま私の知り合いであるので、この学校を訪問することにした。そのアジア人は1954年に中国から初めてこの学校に留学して来たアジア人第1号である。その弟もこの学校に留学して来ている。兄の方は中国でも有数の銀行家、弟は中国でも有数の外科医となっている。

この学校は筆者が訪問した日現在で798名の生徒がおり、13歳から18歳まで。共学である。この学校に入るにはかなりCompetitiveな競争をくぐり抜けなければならない。通常イギリス人の家庭ではこういった有名なボーディング・スクールに子供を入れる為には少なくとも2年、普通は3年前からその学校とコンタクトを始め、学校も家庭もその学校を良く知るという意味で何回かの学校訪問を3年前ぐらいから重ねるのが通常である。そのようにして学校側と両親との間で信頼関係が構築出来て初めて入学試験を受けることが出来る。こういう点がアメリカのボーディング・スクールとはかなり趣が違っている。アメリカでは面接、そして入学可否決定と極めて短期間で進むが、イギリスでは平均的に2年前から両親が学校と信頼関係を何度かの学校訪問を通じて構築してから入学が認められる。そこで両親が入れたいと思うボーディング・スクールには2年前、3年前、あるいは場合はよっては4年ぐらい前から両親がコンタクトを開始する。筆者が訪問した時には2011年ではなく2012年の面接が既に開始されていた。すなわち2年先の入学の面接が既に開始されているということである。13歳で男の子90名、女の子60名を採用する。14歳で女の子30名を追加して採用する。

入学試験は英語、数学、そしてインタビューがあるが、入学試験をいつ受けるかは両親と学校が相談して決める。

日本人の場合には数学はともかくとして英語が問題であるので、両親が学校とよく相談し、英語の試験を受けるぐらいのレベルに達した時に試験を受ける。それが入学の2年前でもいいし1年前でもいい。通常はPrep Schoolと言われる予備校に入学し、こういった有名ボーディング・スクールの受験に備える。そのPrep Schoolで十分に英語を叩き込まれる。Prep Schoolといっても英語だけではなく全科目を教えるので心配はいらない。日本から来る場合には10歳ぐらいにイギリスのPrep Schoolに入学して英語を叩き上げておく必要があるであろう。

この学校はイギリスでも最も古い創立年月日を誇っており、1584年の創立である。

現在香港から約10名が来ている。アジアからの留学生で一番有名なのはスタンレー・ホーである。スタンレー・ホーは香港きっての財界人である。日本人は現在1名しかいない。

この学校の特色は何と言ってもMusic Departmentである。音楽関係の先生が何と56人おり、15台の個人ピアノレッスン室、バイオリン、その他の弦楽器は全て個人レッスンが用意されている。あらゆる楽器を個人レッスンで教えている。

Choirのチームだけで6チームもある

また語学教育にも力を入れており、ヨーロッパの言語はほとんど全て教えられているのみならずロシア語及びマンダリンも教えている。バイオリンの先生だけで5名の先生がいる。また面白いところでは自動車工場という校舎があり、そこでは子供達が自動車を作っている。

1対1のExtra Helpも可能である。従って、Struggleする場合には1対1の個人教授も可能である。

この学校は生徒は全員学期の間はキャンパス内の寮に住む。また寮には必ず寮長たる先生及び2名のアシスタントの先生が寮に住んでいる。寮自体は15の寮がある。それぞれがHouseと呼ばれている。従ってこの学校は現在60人の先生が生徒と寝起きを共にしているということになる。

また、この学校では約5%から10%の生徒がDyslexiaであり、Dyslexiaに対しては学校を挙げて取り組んでいる。

この学校は制服制であり、男の子はブラック・ジャケット、グレーのズボン、ネクタイを着用することが義務付けられている。

またITのクラスルームもあり、アートセンターというクラスルームもある。アートセンターではありとあらゆるアートが教えられている一つのビルがアートセンターになっている。またスポーツセンターもあり、スポーツセンターではアーチェリー、スカッシュ、ジム、バスケットボール・コートがあり、マーシャル・アートとしては空手、柔道がある。

また宗教学部があり、あらゆる世界の宗教が教えられている。政治学部ではあらゆる政治科目が教えられている。

この学校は9月3日に学期が始まり6月30日に終わる。3学期制である。男女共学であるが、無論女子の部屋に男子が入ることは出来ないし、その逆も入れない。各女子寮、男子寮のコモン・ルームまでは異性生徒が入れる。

この学校の特色は、今やイギリスでも少なくなった各寮に食堂が付いているというシステムにある。従って、この学校は15の寮があるから15の食堂を持っている。一旦その寮に配属されると、卒業までの5年間はその寮で過ごす。ハリー・ポッターにあったような寮システムである。全員がその寮の食堂で食事をする。寮の食堂があるということは寮ごとに厨房があるということである。昼食はかなりフォーマルであり、各テーブルに先生が着く。朝食と夕食は着席自由となっている。筆者は昼食を生徒らと共にした。

授業料及び寮費込みで28,000ポンドである。

この学校はフランスの学校とExchange Programがあり、フランス人の生徒が常に数名来ている。

生徒はラップトップは持ち込むことが許されていない。全てのラップトップは学校から提供される。学校提供のラップトップには全てインターネットのサイトへのアクセス・コントロールが付いている。

消灯は9時45分から11時の間であり、上級生ほど消灯が遅い。下級生1年目は相部屋である。相部屋と言ってもベッドが20名ぐらいのコンパートメントに分かれた一部屋の中に板で仕切られた一人用のベッドがズラッと並んでいるという感じである。但し勉強部屋は個室となっている。

休みはOctoberに2週間、クリスマス休暇が3週間、Februaryに1週間、Aprilに3週間、Mayに1週間、夏休みが9週間である。その期間は寮から出て行かなければならないので、多くはホスト・ファミリーたるGuardianの家に泊まったり、本国に帰ったりする。土曜日にも当然授業がある。

この学校の特色は、寮ごとに先生たるHouse Masterがおり、その下に4~5名のTutorたる先生が付く。各寮にTutorが付いているのである。Tutorは1週間に一度夕方の6時から夜の11時まで寮に来てくれる。そして勉強を個別の生徒のニーズに合わせて個別教授をしてくれるのである。筆者が会ったHouse Masterは40台の男の先生であったが、何と筆者と同じ弁護士である。しかも全世界的に有名なリンクレーターズ(Linklaters LLP)というイギリスの大Law Firm(弁護士数が数千人)のビジネス関係の弁護士をしていた経歴の持ち主である。彼はケンブリッジの歴史学部を出て、その後法科大学院で2年間で弁護士資格を取得、その後10年間は弁護士業務をロンドンの大Law Firmであるリンクレーターズで行なっていたが、転職して現在はこの学校の歴史の先生をしている。

生徒は同じHouseに5年間住むことになるので、Houseの中、すなわち5~60人の上級生、下級生のグループは極めて連帯感が強くなる。各Houseの中には寮長たる先生の補佐をするHouse Mistressが住んでおり、色んな形での生徒の相談に乗っている。

Philosophyのクラスもある。

この学校では年間13回から14回Musicのオーディションがあり、オーディションにパスするとスカラシップがもらえる。その他にAcademic Scholarshipもある。この学校はアート、Music、学業、スポーツを全般的に力を入れている。

イギリスの有名なボーディング・スクールではスポーツに力を入れる男子校が多い中では音楽、芸術、スポーツに均等に力を入れている学校と言える。

筆者が会った日本人はXX県のXX市の公立小学校5年生の時にイギリスに来て現在Uppingham Schoolの3年目であったから、イギリス生活は5年目になる。彼は現在美術、演劇、哲学、倫理を選択している。イギリスの大学入試では人柄、面接、やる気で決まるので、将来はOxford、Cambridgeを狙っていると言っていた。彼の両親は数学者であり、両親とも大学教授である。両親が「日本の教育では駄目だ。個人を大切にする教育を受けさせたい。」ということでイギリスのボーディング・スクールに小学校5年生から来ているという。彼によれば、確かにイギリスの教育はクラスルームは全てDiscussion方式で進んでおり、自分の意見を言うことが授業では大切であるという。宿題もエッセーで自分の意見を書くという宿題がほとんどである。美術とか演劇でも「これをやれ」ではなく、「これを元に自分の何かを発表しろ」という教育方針である。この学校ではアメリカのHarvard等のIvy Leagueを受験する生徒も多くいるという。Discussion方式であるから、ScienceでもMathでも答えが重要ではなく、答えに辿り着く生徒独自のやり方を見つけることを尊重するという。

彼はOBHというPrep Schoolから来ている。OBHはサフォークにあるOld Buckenham Hallという学校である。

シャーボーンにはシャーボーンの語学学校があるが、これは夏の間のみである。シャーボーンは有名なボーディング・スクールであるが男子校、女子校別々になっているので、こことは違う。

イギリスのボーディング・スクールに入るにはGuardianが必要である。3年生から4年生に行く時に全国共通のテストがあり、それで一定のレベルを取ることが進学の条件となっている。但し、一定のレベルと言っても自分が翌年度に選択する科目を中心に一定のレベルを取るということであるから、数学が嫌いであれば数学の成績は低くてもいい。何故なら進級後は数学を取らなければ良いからである。

House対抗競技というのがあるが、ハリー・ポッターで見るような激しい対抗戦ではなく、合唱やミュージカルの対抗戦といったものである。

この学校ではHistory Tripというのがあり、歴史の勉強を兼ねてヨーロッパ大陸やアメリカに修学旅行に行く。今回はドイツの東西分裂という研究テーマでドイツに行った。またアメリカの独立というテーマで来年はフィラデルフィアに行くという。

この学校では音楽関係だけで200のクラスが用意されており、Choirだけで6つのグループがある。

中国にはこの学校の卒業生が香港を中心に120名居る。Friends of Uppingham in Hong Kongという同窓会組織も存在する。

なお、私が会った日本人生徒のe-mail addressは●●●●●@uppingham.co.ukである。

以上

アメリカのスーパーエリート教育/全面改訂版出版のお知らせ

2010年09月28日
全面改訂版出版のお知らせ

2000年に私がJapan Times社から出版した「アメリカのスーパーエリート教育」(こ の種の本としてはベストセラーになり第6刷まで行きました。)の全面改訂版がこの 度Japan Times社から出版されました。店頭に並 ぶのは9月25日、Amazon.comで買えるのも9月25日です。初版出版以来約10年の歳月 が流れましたが、その間私が教育コンサルタントとして米英のボーディング・スクー ル及び学習障害児の為のボーディング・スクールを約200校近くこの足で見学し、校 長先生とも会い、Admission Directorとも会い、授業にも参観し、克明な現地調査を 行なった記録を踏 まえ、アメリカのスーパーエリート教育、イギリスのスーパーエリート教育を紹介し たものです。

ページ数も大幅に増え335ページとなり、Indexや学校のDirectoryも充実させまし た。恐らく米英の書籍でもここまで詳しくしっかりとボーディング・スクールを紹介 し、論じ、詳細な調査をした書物はないであろうと自負しております。

日本の教育及び教育界の方々にとっても有意義な本であると思います。

また10年後に全面大再々訂正版を出す予定でおります。

以上


Prep Schoolとボーディング・スクールの違い

2010年09月24日
Prep Schoolは全米の名門私立有名校で進学校である。ボーディング・スクールは全く違うコンセプトで運営されている全寮制の規律と社会人形成、共同生活を重視した24時間教育校である。

Prep Schoolは全てDay School、つまり通学校である。これに対してボーディング・スクールは全寮制、もしくは一部通学生がいる学校であり、基本的に教師も生徒もキャンパス内に住み24時間教育を行なうというものである。

両者はよく混同されているが、Prep Schoolとボーディング・スクールとは全く違う学校である。

 さて、2010年5月のアメリカの新聞によると、Prep Schoolの順位付け、名門Prep School Top 20が発表された。注目すべきは、1位がマンハッタンのUpper WestにあるTrinity Schoolであるが、この学校はStudent Teacher Ratioすなわちどれだけ少人数教育をしているかということについての学校の素晴らしさの一つの指標であるが、6:1である。これはボーディング・スクールの指標にほぼ匹敵する。Trinity Schoolでは生徒6人に対して教師一人が付くのである。言葉を代えて言えば、1教室生徒6人という少人数教育をやっている。また、ボーディング・スクールでは当然のことだが、Trinity Schoolでは教師の約8割が修士または博士号を取得したスーパーエリートの教師を揃えている。そしてEndowmentは4,000万ドルを超えている。これはDay Schoolとしてはトップの金額である。

マンハッタンのUpper Westとはどういうところか? Upper Westとはマンハッタン島の中の北の方でセントラル・パークの西側の地区である。基本的に西側の地区というのは125丁目から56丁目ぐらいの間を言うが、その中心地がちょうど真ん中の80丁目、ユダヤ人のコーシャ・フードを売っているゼイバーズのある辺りである。この辺りにユダヤ人のシナゴーグ(礼拝所)が無数存在し、またJewish Community Centerも72のアムステルダム通りに存在する。この辺りを歩いているのはほとんどユダヤ人である。そのUpper WestのTrinity Schoolが全米で1位に選ばれた。いうまでもなく生徒の大半はユダヤ人である。そしてこのTrinity Schoolからは生徒の約42%が過去5年間で全米トップの10位に入る名門大学に進学しているのである。その他、リバーデールにある「ホーレスマン」が2位に、4位には「ブリアリー女子校」、7位にはCollegiate School、9位にはSpence School、11位にはChapin School、13位にはDalton Schoolが選出されているが、この7校はいずれもユダヤ人が集中して住むマンハッタンのUpper East又はUpper Westサイドに位置しているのである。

こういうこともあり、Harvard大学のCollegeの学生の約30%はユダヤ人であると言われている。

以上

最近の成果

2010年09月24日
教育コンサルタントでもある石角完爾はこの9月からお二人のお子さんをアメリカのボーディング・スクールに無事入学していただくことが出来ました。一人は台湾の日系人のお子さんで、私が創った台湾にあるスーパーエリート・ボーディングスクール(中国語と英語のバイリンガル教育を行なっている全寮制中・高校)からアメリカの西海岸にある、これもまたスーパーエリート・ボーディングスクールに転校されました。

もう一人は日本のある著名財界人のお子さんです。このお子さんは全く英語がゼロですが、いわゆるLearning Differenceすなわち日本の小学校の普通の授業が大嫌い。小学校の先生も見放すほどの学校嫌いでした。授業には全く関心を示さないものの、私が聞いたところでは非常に特殊な才能を持っているようでした。そこでこういったLearning Difference、日本では学習障害児と訳しているがこれは間違い、学習差異児と訳すのが正しい。こういう学習差異児は日本では対応できる先生も能力も施設もプログラムも全くありません。あるのはアメリカとイギリスだけです。他のヨーロッパにもあるかも知れませんが、私は調べがついておりません。私は教育コンサルタントとしてこういう学習差異児(日本では障害児と言う)を今まで何人もアメリカまたはイギリスのボーディング・スクールに入学させて着ました。このお子さんも無事アメリカのボーディング・スクールに入学が認められました。恐らく英語が全くゼロ、ABCしか読めないお子さんでしたが。6ヶ月後には何の不自由もなく教室で英語で発言していることでしょう。そして、その特殊な能力をますます開花させ、特殊能力分野では立派に能力を認められてその方面で一流の人間になって行くでしょう。しかし、こういうお子さんは日本では東大、京大はおろか早稲田、慶応などの一流校には合格出来ないでしょう。何故なら、学校嫌いで学校には全く出席していないのですから。